仕組みを知る

弁護士の報酬の仕組みを理解します

民事上の争いがあって、弁護士に訴訟対応を依頼する場合、事前に報酬額を十分に確認する必要があります。一般的には、一回目の相談が無料であっても、二回目からは相談についても費用がかかります。そして、訴訟をする場合には最初に着手金を支払う必要があります。裁判が継続している時に、弁護士が出張をしたり、調査をしたりするための費用は実費として依頼者が負担します。 そして、最終的には成功報酬を支払うことになります。この成功報酬が弁護士にとってのインセンティブであって、裁判や示談の結果に応じて支払うことになります。全面勝訴の場合が最も成功報酬が高額になり、全面敗訴の場合には成功報酬はゼロになることも珍しくありません。

裁判で得られる結果と報酬の関係を確認します

民事裁判で争う場合に注意したいのは、成功報酬は勝訴した金額に応じて請求されるということです。例えば、原告として相手を訴えて、5千万円の支払を被告に命じる判決が出た場合に、成功報酬が勝訴した金額の1割であれば、弁護士に5百万円を支払うことになります。ところが、被告に5千万円を支払う資力がないばかりか、5百万円も支払えないケースでは、弁護士費用の支払が裁判の相手から受け取る金額を上回ってしまうことになります。 確定判決を得れば、差押などの強制執行も可能になりますが、相手に支払能力が欠如しているのでは、勝訴した金額を受け取ることはできません。このようなケースを避けるために、弁護士と十分に相談してから訴訟を提起する必要があります。